面接実習で最大の難関、それは逐語記録です。

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産業カウンセラー

 今回は、全15回ある面接実習の中で一番苦労するものと言っても過言ではない「逐語記録」について書いていこうと思います。

心理学を学ぶのは心理カウンセラーだけではない
最初は心理カウンセラーを調べていたけど、産業カウンセラーという資格があることが分かり、どんなものだろうかといろいろと調べてみました。

最大の難関である逐語記録とは何でしょう? 

 逐語記録とは、クライエントとカウンセラーとのカウンセリング面接の内容や様子を録音し記録を書くことです。

時間は合計40分間で、そのうちピックアップした10分間を記録用紙に書きこんでいきます。
しかしこの作業がかなり時間を要します。

お互いの一言一句をもらさず記入していかなければなりません。
間合いや、ため息とか、途中での沈黙とその秒数、あいづちなどもすべて正確に書いていきます。

そして用紙の右横には、カウンセリングにおいて、クライエントの発した言葉などに対しての、カウンセラーとしての自分の受け答えについて、ふりかえりを記入します。
これが本当に大変なのです。

その時、クライエントはどういう気持ちだったか、そしてカウンセラーはどのように応答したか、それは適切だったかなどを記入するのです。

事前準備は忘れずに

 この作業に欠かせないのは、録音するものです。
私は持っていなかったので、カセットテープレコーダーを買いました。
これは後悔ですね。

家に帰宅して試しに録音してみたら、音が悪いのです。
結局、そのあとにICレコーダーを買うことになってしまいました。

それなりに良いものを買えば綺麗に録音されるのでしょうけれど、私は、どうせこの時しか使用しないんだから安いので十分と思ってしまったのが、かえって無駄な買い物になってしまいました。

もし、録音するものがなくて、これから新たに買おうと思っている方は、カセットテープレコーダーではなく、ICレコーダーをおススメします。
小さくて持ち運ぶにも便利ですしね。

ちなみに、携帯での録音は禁止と言われました。

逐語記録の流れ

 逐語記録はどのように進むのでしょうか。

まず、いつもの面接実習のように2つのグループに分かれます。
2人でペアを組みますが、この時に1対1でカウンセラー役とクライエント役を交互にやるのではなくて、自分がクライエント役になった時のカウンセラー役は違う人になります。

面接実習は2回に分けて行われ、1回20分計40分です。


1回目の面接が終わったら、次回の面接実習までに自宅で何回か録音内容を聞いて2回目のカウンセリングに向けて、どのように展開していこうかと考えました。

2回目が終わったら、次回までに逐語記録を完成させて、グループの人数分コピーして配り、みんなで意見を出し合い検討をしていくのです。
その後、提出をして次回に赤ペンで直されて返されます。

逐語記録は、面接技能の向上や、クライエントおよび自分自身の理解を深めるという目的があるのです。

この作業は2回に渡り行うので、なるべく休まないようにしなければなりません。
(実は私のグループで一人、2回目を休んだ方がいたので、その方に係わった他の二人はちょっと大変そうでした)

 ざっとこんな感じです。
もうとにかく大変でしたね。
ただ、そのぶん終わった後は、やり終えた感が半端なかったです。
 

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